妊娠後期に気をつけたいこと
妊娠後期になりますと、腰痛が激しくなる傾向があります。
反り腰になることによって、腰椎への神経圧迫が大きくなったり
大きくなった子宮で圧迫をしたり、してきます。
これらにならないためには、中期での運動が功を奏します。
またこれから出産の向けての準備をしていかなければいけません。
妊娠高血圧症候群(旧 妊娠中毒症)
呼び名が変わってしまいましたが、
むくみ、高血圧、蛋白尿、どれかのひとつでも症状が出ると
妊娠高血圧症候群の可能性が高くなります。
そのまま太りすぎてしまうと赤ちゃんへの十分な酸素や栄養を送れなくなり
早産や未熟児の出産の原因になったり、母子共に命にかかわることもあります。
妊娠糖尿病
血中の糖質に異常が起こると赤ちゃんの皮下脂肪が増えてしまい
巨大児になったり帝王切開の確率が高くなるんです。
さらに巨大児の赤ちゃんは身体の割には内蔵の機能が未熟なケースもあります。
体重が負担になって腰痛になったり、産道が開きにくくなったり
微弱陣痛になったり産後の慢性疾患を伴ったりもします。
どれくらいならいいのか?といいますと
赤ちゃんが+3kg
胎盤・羊水+1kg
母子必須体重増加 +3kg~4kg
合計で7~8kgです。
10kg以上増えるとそれだけ余計なものが付いてしまったと言うことになります。
また1週間に500g以上の増加はNGです。
1週間に500g以上増えてしまった方で2週で1kg増えてしまった方は
主治医にご相談ください。
また増えてしまったからと言って、
絶食はダメカロリーは抑えるほうが良いが、
無理なダイエットは絶対に行わないでください。
体重計は毎日乗って計算しておくほうがいいです。
(スマホアプリ等で管理することをお勧めいたします。)
豆知識
Q:エコーで見ても、赤ちゃんが動かないので心配
A:赤ちゃんは1日12時間程度は眠っているようです。半日ずっと眠っているという意見もあれば
30分おきに眠ったりおきたりしているという説もあります。