風疹と妊婦(妊娠中)
妊婦が風疹にかかるとよくないとよく言われますよね。
風疹ウイルスの抗体の有無を調べるには理由があり
免疫のない妊娠初期の妊婦が感染すると胎児にも感染して、先天性風疹症候群になる可能性があります。
妊娠前特に子供のころに感染をしたり、予防接種を受けて抗体がしっかりと出来ている場合は
問題がないのですが、抗体は時間がたつと徐々に弱まっていきます。
先天性風疹症候群は
白内障、先天性心疾患、難聴が三大症状ですが、
感染の時期によっても症状は違うケースがあり、
白内障は妊娠三ヶ月以内の感染
先天性心疾患は4ヶ月目以内で発症するといわれています。
難聴に関しましては4ヶ月目以降でも発症のリスクがあるといわれています。
このほかに網膜症、肝脾腫、血小板減少、糖尿病、発育遅滞、精神発達遅滞、小眼球症なども
報告例があるようです。
妊娠6ヶ月目以降であれば難聴以外は問題がないとされていますが
発症の報告では母体が妊娠1ヶ月で感染すると6割
2ヶ月だと8割、3ヶ月だと5割 4ヶ月で2割 5ヶ月で1.5割
になるそうです。
これらは妊婦健診の大体4ヶ月目くらいの検査にて貧血・血糖・血液型・HIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎・不規則抗体・トキソプラズマの検査の時に
風疹検査も行われますが、4ヶ月目の検査で4ヶ月目の結果は5ヶ月目に分かることとなります為、
風疹になられていない方や、予防接種を受けていらっしゃらない方は
マスクをしたり、人ごみを避けたり、手洗いうがいに気をつけたり、
健診時の感染に注意したりする必要があります。
またうがいに関しましても、ヨウ素の配合されたイソジンなどの
うがい薬の大量使用も危険視されていますので、
病院で別のうがい薬を処方してもらう形になります。
ですが、うがい薬の処方は、産科医にこちら側方伝えないと
処方されないケースが多いので注意が必要です。
風疹の主な発症時期は
2月後半~8月くらいまでは感染数が多いのです。
発送時期の情報についてはその年によって違いがありますので、
各自治体の発表を参照していただければと思います。
(東京都の2013年9月までのはこちら)